中国や韓国は、日本の友人です

最近、書店で「反中国」の本が、かなり目立つようになりました。ネットを巡回してても、その手のニュースが溢れ、反中国ナショナリズム運動が、起こり始めているようです。

この反中国ナショナリズムの指導者といえば、小泉首相、安倍幹事長代理、石原慎太郎東京都知事ですが、これら三者の反中国姿勢の言動の影響はきわめて大きく、石原都知事の乱暴な発言や、小泉首相の靖国参拝に喜んでいる人が増えています。これらの人々は、まるで米国とさえうまくやっていれば、中国・韓国、おそるるに足らずと思い込んでいるようです。

しかし日本は経済国家です。日本は強大な軍事力をもっておらず、日米同盟がいかに強固なものであっても、米国の軍事力は日本のものではありません。日本は平和的に生きるしか道はないのに、それすらも分からず「反中国」を叫び、中国・韓国との対立を喜ぶ反中国論者は、異常です。

また、「中国は共産主義国家だ！」と対立を呼びかける人もいますが、国家の平和共存とは、例え政治・社会体制が異なる国同士でも、平和的に共存することです。相手が共産主義国家だからといって、戦争を起して良いわけではありません。

中国や韓国は、日本の友人です。不安だから、気に食わないからといって、短気を起こし、大切な友人を失ってはなりません。反中国論者の方は、今一度、平和共存の考えを思い出して欲しいと思います。