エイズ治療の切り札を開発! | MotorLife-「政治・経済・社会問題」「2ちゃんねる」ネタが中心のバイクブログ

エイズ治療の切り札を開発!

昨日の記事で、現在の不治の病の一つ「ガン」の新治療法について書きましたが、今度は「エイズ」の治療についての情報です。「エイズ」も「ガン」と並ぶ、現在の難病で、エイズ治療薬の効果の低さや副作用の問題など、エイズに対する特効薬と呼べるモノはありませんでした。


しかし7/5、神戸市で開かれたアジア・太平洋地域エイズ国際会議で、熊本大の満屋裕明教授(内科学)が、副作用がほとんどなく、従来の薬が効かなくなった人にも効果の高いエイズ新型薬を開発したと、発表しました。


新薬は、細胞に入り込もうとするエイズウイルス(HIV)を、入り口でシャットアウトするという、これまでにない働きを持つ薬です。


現行の薬は、耐性ウイルスができてしまい、早ければ数日で効かなくなるのですが、新型薬は耐性ウイルスが極めてできにくいという特徴もあります。製品化されれば、治療の新たな切り札として期待されます。

同教授によると、コードネーム「AK602」というこの新薬は、細胞の表面にあるCCR5というたんぱく質(HIVが人間の細胞に入り込む入り口)にくっつきます。ここに異物がくっつくことで、ウイルスは細胞に入れなくなる仕組みです。


米国のエイズ患者計40人を対象に臨床試験を実施。1日2回、1回600mgを100日間投与した結果、ウイルス量が平均約100分の1に減り、600分の1まで減った患者もいたそうです。副作用は、便が軟らかくなった人がいた程度でした。


これは今後の研究開発に期待したいですね!


『エイズ新薬開発、体内ウイルス「激減」 熊本大教授』
http://www.asahi.com/life/update/0706/004.html