テロ報道のダブルスタンダード | MotorLife-「政治・経済・社会問題」「2ちゃんねる」ネタが中心のバイクブログ

テロ報道のダブルスタンダード

7/7に起こった、ロンドン地下鉄連続爆破テロの報道を見て疑問に思うのは、何故、同時期に米軍と英軍の爆撃やナパーム弾、化学兵器によって大量虐殺されているイラク市民のことは、これっぽっちも報道しないのかということです。


米国の911テロ報道のときもそうでしたが、マスコミはお金持ちの国で少数の人々が殺されると、連日に渡って大きく報道しますが、貧しい国の民間人が、何千人と虐殺されようとも無視します。


おそらくこれは、テロの脅威を煽り、他国への攻撃を正当化させるための、偽善的なダブルスタンダードなのでしょう。そして、911テロとのアルカイダとの関係も、スペイン・マドリードの列車爆撃の犯人も分からぬまま、米国は自由と平和の美名の下、イラク戦争やテロ撲滅を始め、結果、世界はますますテロに怯えるようになりました。


私たち日本国民は、思い出さなければいけません。東京を始めとする都市地域を爆撃して、多くの民間人を虐殺したのは誰なのか、ベトナムやカンボジアで300万人もの人々を殺したのは誰なのか、湾岸戦争と経済制裁でイラクの人々を苦しめたのは誰なのか、イラクへ戦争をしかけ、今も民間人を虐殺しているのは誰なのか、ということを。


そして、そんな国の犯罪を、熱心に支援しているは誰なのか。その行為は世界の人々に、どのように見えるのか。


日本でテロが起きる日も、近いのかもしれません。